cygamesが動画配信サイト「Mildom」に対してグラブル・シャドバなどの自社タイトル配信を禁止と発表!配信者引き抜きに対する報復か?

2020年3月13日、cygames(サイバーエージェント関連企業)はライブ配信プラットフォーム「Mildom」におけるグラブルやシャドバなどの自社タイトルを使った投稿・配信の禁止を発表した。

cygamesは建前として「当社が提供するゲームタイトルに関する利用許諾が正式になされぬままコンテンツが投稿されている」ことを問題視し、今回のMildomでの配信禁止処置に至ったと説明しているが、Mildomが大々的に行っている各種プラットフォームの配信者引き抜きに対する報復処置ではないかとの声が一部ユーザーから上がっている。(詳しくは後述)

なお今回の配信禁止処置はあくまでも「Mildom」に限定されたものであり、Youtubeやニコニコ動画、オープンレック等の他プラットフォームにおいては引き続き配信可能である。

ライブ配信プラットフォーム「Mildom」における、当社コンテンツを使った投稿・配信の禁止について

Mildomとは

まず「Mildom」は世界最大のゲーム企業「テンセント」も資本参加する中国大手配信サイト「Douyu」が運営する日本専用ゲーム配信プラットフォームだ。

なお日本において ゲーム配信プラットフォーム はTwitchをはじめOpenRec、Youtube、ニコニコ生放送など多数存在しており既に飽和状態となっている。

こういった状況の中で最後発のMildomの参入は自殺行為とも思われていたのだが、大胆な手段で一気に知名度を上げることとなる。

配信者の引き抜き行為

Mildomは豊富な資金力を背景に他プラットフォームの配信者たちの引き抜きを始めたのだ。

引き抜きの対象となる配信者は登録者数に関わらず、各ゲームタイトルの上位配信者に一通り声をかけているものと思われる。

例えば『リーグオブレジェンド』の配信をYoutubeで行っているスタンミ氏(登録者数2万人)には月額500万円という多額のオファーが来たそうだ。

またYoutubeのゲームライブ配信で絶大な人気を誇る加藤純一氏には「1年1億円」のオファーが来ていたという話もある。

引き抜きは問題ない

なお配信者たちは一部の例外を除けば自分たちの意思で選んだプラットフォームで自主的にライブ配信を行っているため、「引き抜き」のオファー自体は活動内容が評価された結果であり健全なものと言えるだろう。

また海外では有名配信者が他のプラットフォームから高額な契約金で引き抜かれることが多々あり、場合によっては使用しているプラットフォーム側から「引き抜き額よりも高い額」が提示され残留する場合もある。

ゲーマー視点で見るならば「配信者に対する引き抜き」は結果的にゲーマーの地位向上に繋がることなので歓迎すべきことだろう。

cygamesがキレた理由

「Mildom配信禁止」に関するcygames側のプレスリリースは以下の通りである。

株式会社DouYu Japanの運営するライブ配信プラットフォーム「Mildom」において、かねてより「Mildom」内の利用規約・配信者規約に基づき、当社が提供するゲームタイトルに関する利用許諾が正式になされぬままコンテンツが投稿されている問題が確認されておりました。
これを受け、当社と株式会社DouYu Japanとで協議を続けてまいりましたが、双方協議の結果、この度当社コンテンツを使った投稿・配信を「Mildom」内で禁止するとともに、投稿済みのアーカイブ動画についても、順次DouYu Japan社により削除対応を実施していくこととなりましたのでお知らせいたします。
 
■対象となるゲームタイトル
・グランブルーファンタジー
・グランブルーファンタジー ヴァーサス
・神撃のバハムート
・プリンセスコネクト!Re:Dive
・Shadowverse
・ワールドフリッパー
 
各ゲームのプレイヤーの皆様、及び「Mildom」ユーザーの皆様にはご迷惑をお掛けして申し訳ございませんが、ご理解ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

あくまでもcygames側は「 利用許諾が正式になされぬままコンテンツが投稿されている」ことを問題視している。

しかしながら大小様々な配信サイトが乱立している現状の中でMildomだけが名指しで禁止されることは腑に落ちない。

この利用許諾とやらを守っていないであろうサイトも探せば多数出てくるのではないだろうか。

関連会社からの引き抜きへの報復か?

あくまでも憶測に過ぎないが、一部のユーザーからは「OPENRECからの配信者引き抜きの報復ではないか」との声が多数上がっている。

OPENRECとは「株式会社CyberZ」が運営する ゲーム動画配信プラットフォーム であり、cygamesと同じ サイバーエージェント関連企業だ。

またMildom公式Twitterアカウントは今回の問題について「本件はCygames社及びCyberZ社(OpenRec)の関係が主要因となり、交渉妥結には至りませんでした」と、cygamesだけでなくOPENREC運営の株式会社CyberZの名前を出している。

今回の騒動の本当の原因は当事者であるcygamesとMildomのみが知ることだが、もしプラットフォーム側が配信者の引き抜き行為を不快に思うのならば、引き抜き先に報復するのではなく、もっと自分たちのプラットフォームで活躍する配信者を高く評価するべきではないだろうか。

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