■プラットフォーム■
・スマートフォン(iOS/Android)
・PC(Windows)
※PCでのプレイは「パープル(PURPLE)というNCSOFTのプラットフォームを使用
■開発・運営■
韓国:NCSOFT(日本はNCJAPAN)
■ 配信時期■
韓国:2019年11月27日(水)
日本:2020年予定?
ついに2019年11月27日(水)、韓国にて配信開始!!
リネージュ2Mとは
『リネージュ2M』は韓国NCSOFTが開発中の次世代MMORPGだ。タイトルの通りPCMMORPG『リネージュ2』の事実上の後継作となる。
またゲームは世界最高峰の技術で描写されたグラフィックとシームレスで広大なオープンワールド、そして個性豊かな数多くの職業が特徴だ。

技術の限界へ
『リネージュ2M』は技術的な妥協をしないことも目標とされており、NCSOFTによると「ローエンドのスマホユーザーがリネ2Mのために端末を変えたいと思えるほどのクオリティを目指す」とのことだ。(2018年11月の情報)
しかしNCSOFTは約1年たった2019年9月時点では技術的な部分で最適化がされており、ローエンドのスマートフォンでもクオリティを自動調整することでスムーズに楽しめるよう準備していると述べた。
具体的にはスマートフォンの場合3~4年以内に発売された端末であればプレイ可能で、PCの場合も同様に3~4年以内が目安とのことだ。
PCでもプレイ可能なクロスプレイの実現
NCSOFTは9月5日のメディアショーケース2nd IMPACTにて独自のプラットフォーム「パープル(PURPLE)」を発表した。
この「パープル」を利用することでPCとモバイル間で完全なクロスプレイが可能となる。
シームレスなオープンワールドは東京ドーム2192個分
リネージュ2Mは完全なシームレス(マップ間の継ぎ目が存在しない)なオープンワールドを目標に開発されており、インスタンスダンジョンやサーバー内チャンネルは存在しない。
そしてオープンワールドであるため他のゲームにあるマップ間の移動で生じる「ローディング」が存在せずストレスフリーにプレイすることが可能である。
さらにオープンワールドの広さは102,500,000㎡(102.5平方キロメートル)とのことで例のごとく東京ドームに換算すると2192個分だ。

さらにワールド上では1万人規模のプレイヤーがレイドボス討伐や攻城戦にリアルタイムで参加できるそうだ。
空も自由に飛べる!?飛行ユニット
今後の拡張性として飛行ユニットに乗った状態で戦闘が可能なコンテンツも製作しているとのことだ。
攻城戦では陸路だけでなく制空権を巡る戦いも期待して良いかもしれない。
衝突処理技術(キャラクターの通り抜け不可)
『リネージュ2M』ではキャラクター通り抜けが不可能であり、この仕様を戦略的に活用することが可能だとしている。
なお本家『リネージュ2』(PC版)の初期バージョンには同様の仕様が存在しており、攻城戦などでは城門付近にキャラクターで壁を作り敵の侵入を防ぐといった戦術が存在していた。
戦闘(PvE)・対人戦(PvP)
リネージュシリーズと言えば対人戦だが『リネージュ2M』ではより自由度の高いものを用意している。
具体的に出ている話としては地形の高低差や障害物(岩などのオブジェクト)を活かした戦略的な戦闘が可能とのことだ。

「スキャン」システム(PvE & PvP)
「スキャン」システムとはターゲティングシステムの名称で、『リネージュ2M』では周囲のモンスターや敵対血盟員などをより簡単にターゲティング可能となる。
攻城戦(GvG)
もちろんワールド上に存在する城を巡り血盟同士が数百人規模で戦う『攻城戦』も用意されている。
韓国版では2020年春ごろに実装予定との情報も。


事前のムービーでは城壁の破壊に適した最強の攻城兵器「シージゴーレム」の姿が確認できた。
ボスモンスター(PvE & PvP)
フィールドやダンジョン内にはボスモンスターが配置されており、『リネージュ2M』においてボスは単純な攻略対象ではなく血盟同士でボスモンスターを奪い合うような争いに発展する可能性も秘めている。
なおNCSOFTは少数血盟が独占する形にできないよう独占に繋がる要素を最大限排除すると事前に告知していた。
2020年2月現在、各ボスモンスターの出現エリアは決まっているものの、出現時間に若干のランダム性を持た上で、該当エリア内のランダムな位置に出現するといったギミックが存在している。
戦争(PvP)
NCSOFTは「リネージュは紛争と戦闘のゲームである」とした上で、リネージュ2Mでも「どこでも戦闘が起こらなければならないという基調は変わらない」としている。
種族・性別と職業(クラス)
種族や職業の名称やデザインは原作である『リネージュ2』を基にしているがシステムは完全に別物である。
分かりやすく例えるならばMOBAなどでよく見られる「ヒーロークラス」のようなものであり、クラス毎に使用武器と種族・性別が固定化されている。
そのため キャラメイクは不可能だが、愛着を持てる個性豊かなデザインになっているので安心して欲しい。
なお使用武器によって戦い方や使えるスキルが決まっているので他のゲームにおける「職業の概念」に近い。
【豆知識】
・キャラクター作成時には合計24のクラスから1つ選ぶことができる。
・クラス毎に「片手剣」「二刀流」「短剣」「弓」「杖」「オーブ」のいずれかの使用武器が存在する。
・使用武器によって戦い方やスキルが異なる。
・スキルは「スキル書」を通じて獲得可能だがレアなスキルはボスドロップのため入手困難だ。
・所持しているクラスならばいつでも変更可能
・クラスには「等級」が存在しており等級が高いほど性能が良くなる。
・等級の高いクラスは複数の使用武器が使える。
・複数の使用武器が使えるクラスは武器を持ちかえることでその武器のスキルを使えるようになる。
・新しいクラスはガチャ(有償・無償)やイベントなどで入手可能。
・キャラクターレベルを上げるとキャラクター作成時に選んだクラスと同じ系統の上位等級キャラクターを得られる。

ステータスなどを考慮した上で自分の好みのキャラクターを使用できる。
片手剣(剣+盾)
「高い防御力と多様な生存スキルを持つタンカー、難易度の高い狩場で活躍」
現状では他のクラスより少しだけ防御性能が高いくらいで攻撃力や防御力は装備に大きく依存することから期待し過ぎるとガッカリするかもしれない。
さらには近接キャラ最弱の狩り性能だ。 (そもそも近接キャラが遠距離に比べて狩り性能が劣る)
しかし今のところ唯一の強みは店売りのスキル書でスタンスキルを覚えられるため最初から対人で活躍できる。
さらに離れた相手を自分の位置まで引っ張る上位スキルも存在するため対人戦で期待できそうだ。

二刀流(双剣)
「防御力とHPの高い近接アタッカー、状態異常スキルが使える」
攻撃性能を上げる自己バフを持つため近接の中ではやや育てやすい。 (そもそも近接キャラが遠距離に比べて狩り性能が劣る)
なお上位のスキルを覚えていくことで近接攻撃から中距離攻撃のキャラクターへと変貌する。

短剣
「攻撃速度と移動速度が速い近接戦闘型の暗殺アタッカー」
移動速度を上げるスキル書さえ手に入れれば狩り性能は上がる。狩りの性能は二刀流と同じくらいだと思われる。 (そもそも近接キャラが遠距離に比べて狩り性能が劣る)
将来的に他のプレイヤーから見えなくなるハイドスキルを覚えられる。

弓
「遠距離から高い攻撃力で威圧するアタッカー」
遠距離から一方的に攻撃できる狩り性能最強だ。
韓国では無課金は弓を選べと言われているほどに狩りの性能が高い。
1度でもリネージュ2Mをプレイすれば意味を理解できるだろう。

杖
「さまざまな属性魔法を駆使する中距離アタッカー」
中距離から攻撃できるため狩り性能はそれなりに良い。
しかしレアなスキル書を手に入れなければ劣化弓である。
スキル書を集めて上位スキルを習得すると最強になるだろう。

オーブ
「サポートとヒールの役割を持つクラス、攻撃魔法も使用できる」
中距離から攻撃できるため狩り性能はそれなりに良い。
ヒール(回復)魔法も使えるようになるためボス狩りや対人戦での活躍が期待できる。

初期キャラクター
キャラクター作成時に選べるクラスは原作『リネージュ2』の職業名が付けられており、ゲームを進めることで同じ系統の上位等級クラスを獲得できる。
課金プレイヤーはガチャで上位等級のクラスを引きさえすれば最初に選ぶクラスは特にこだわる必要はない。
しかし無課金は運よくガチャで上位等級を引けない限りはずっと最初に選んだクラス系統を使い続けるだろう。そのため最初の選びは重要であり、こだわりが無ければ弓を選ぶべきだ。
ちなみに使用武器が同じで種族による違いは「ステータス値の違い」と将来的に手に入る上位等級クラスで強化されるスキルが異なる程度である。
【ヒューマン】
・片手剣:ナイト→パラディン→フェニックスナイト
・二刀流:レーダー→トレジャーハンター→アドベンチャラー
・弓:アーチャー→ホークアイ→サジタリウス
・杖:ウィザード→ソーサレス→アークメイジ
・オーブ:クレリック→プロフィット→ハイエロファント
【エルフ】
・片手剣:エルヴンナイト→テンプルナイト→エヴァステンプラー
・二刀流:エルヴンソード→ソードシンガー→ソードミューズ
・短剣:エルヴンシーカー→プレインズウォーカー→ウィンドライダー
・弓:エルヴンスカウト→シルバーレンジャー→ムーンライトセンティネル
・杖:エルヴンウィザード→スペルシンガー→ミスティックミューズ
【ダークエルフ】
・二刀流:ダークダンサー→ブレードダンサー→スペクトラルダンサー
・短剣:ダークアサシン→アビスウォーカー→ゴーストハンター
・弓:ダークレンジャー→ファントムレンジャー→ゴーストセンティネル
・杖:ダークウィザード→スペルハウラー→ストームスクリーマー
・オーブ:ダークオラクル→シリエンエルダー→シリエンセイント
※片手剣の系統はクラスとして存在しない
【オーク】
・片手剣:オークバーバリアン→フレームガーディアン→パイロテンプラー
・弓:オークシューター→フレームチェイサー→パイロスナイパー
・杖:オークウォーロック→ウォークライヤー→ドゥームクライヤー
【ドワーフ】
・片手剣:ドワーヴンナイト→ストガーディン→ノヴァテンプラー
・二刀流:ドワーヴンウォーリア→ストメイソン→ゴールデンメイソン
・短剣:ドワーヴンローグ→マイントラッカー→マインウォーロード
・オーブ:ドワーヴンクレリック→フォーチュンプリースト→ノヴァセイント
『リネレボ』『リネージュM』との違い
『リネージュ2レボリューション』(リネレボ)はネットマーブルがNCSOFTの『リネージュ2』IPを借りて製作したモバイルMMOであり、分かりやすく言えば外伝のようなものだ。
また『リネージュM』はNCSOFTの日本支社NCJAPANが運営しているが、こちらはPCMMO『リネージュ』(リネージュ1)をモバイル化したものである。
リネージュ2Mの動画
2017年11月公開
こちらはゲーム画面ではなくプロモーション用に作られたCGだ。
2018年11月公開
こちらはゲーム画面ではなくプロモーション用に作られたCGだ。
開発中のゲームグラフィックを使用して作られたムービーだ。ただしカメラワークなどは開発環境のため実際のゲーム画面とは異なるとのこと。
こちらはゲーム内地域「グルーディオ」を紹介するものである。
ゲーム内のオープンワールドの広さを伝える動画だ。
キャラクターモデリングを紹介する動画だ。なおゲーム内ではなく、ムービー専用のモデルと思われる。
2019年8月21日のティザーサイトオープンに合わせて公開されたPVだ
配信日・事前登録
当初NCSOFTは「リネージュ2M」を2019年上半期に韓国で発売する予定だと発表していたが、2019年下半期へ遅延することが決定。
その後、韓国での配信日が2019年11月27日に決定した。
なお日本版については韓国メディアの報道によると2020年内の配信とのこと。
『リネージュ2M』日本サービスは2020年か 韓国メディア報道
年表
2017年11月7日:韓国にて『リネージュ2M』が開発中であると明らかに
2018年11月:情報が大量公開、また2019年上半期配信であると発表
2019年上半期:2019年下半期への遅延が決定に
2019年8月21日:韓国版ティザーサイト オープン
2019年9月5日:韓国版事前予約開始
2019年10月15日:韓国版事前キャラクター作成開始
2019年11月27日:韓国版『リネージュ2M』配信開始
2020年1月22日:韓国版 大型アップデート「クロニクル1:象牙の塔の賢者たち」実装
2020年2月12日:韓国版 アップデート「クラスケア(class care)」実装
日本はいつくるの