2019年8月14日、ネクソンはNAT GAMESが開発したモバイルMMO『V4』の詳細を発表した。
なおNAT GAMESは『HIT』『OVER HIT』の開発元であり、今回発表された『V4』は『HIT』を原作にしているとのことだ。
目次
V4とは
『V4』は実写風のグラフィックスで作られたPCRPG志向のモバイルMMORPGだ。また同作はモバイルRPG『HIT』を原作としている。(後述)
『V4』とは「Victory For」の略称とのことで、直訳すると「~の勝利」となる。
またゲームエンジンはUnreal Engine4を使用して開発されており、円滑にプレイするならばiOSなら「iPhone7」、Androidなら「Galaxy s7」以上の端末が必要だ。
原作は『HIT』
※『V4』の開発元であるNAT GAMESは『HIT』『OVER HIT』の開発元でもある。
『V4』はモバイルRPG『HIT』を原作として世界観を共有している。しかしアクションRPGである『HIT』とMMORPG『V4』では異なる志向のため、ゲーム性においての繋がりは薄いと考えていい。
ただしアクション演出やカメラワークなどは『HIT』の影響を大きく受けており、『V4』の至るところに『HIT』開発で積んできたノウハウが使われている。
職業
『V4』には6種類の職業が用意されており、それぞれ特有の戦闘方法とシステムを備えている。またキャラクターカスタマイズの自由度も高く、50種類以上のパラメータを調節して自分だけのオリジナルキャラクターを作成することが可能だ。
なお『V4』における職業は全てが攻撃的であり、タンカーやアタッカーヒーラーなどのロールの概念は存在しない。ただし職業毎にヒールやバリア、バフなどのパーティメンバーやプレイヤー自身をサポートするスキルは存在する。
またプレイヤーはゲーム世界において「デビルハンター」として活動し、戦闘中に鬼のハンターなどに変形して有利に戦うことができる。

ナイト
鉄壁を超え進撃する一つの剣、盾と剣を用いて多彩な戦略を駆使する必勝の騎士ナイトです。
近距離を得意とする[ナイト]は片手剣をメイン武器として使用し、盾を補助武器にして突撃と防御を巧みに活用して勝機を掴みます。
ナイトの戦闘の特徴は「強化」で敵を攻撃したり、攻撃される場合 「気合」を蓄積して段階的に強くなる効果を取得します。
「気合」が最大値に達すると、「強化スキル」が有効になって、より強力な姿と威力を身につけます。
マジシャン
吹き荒れる魔力が繰り広げる華麗宴会、様々な形の魔法で敵を圧倒する技巧のウィザードマジシャンです。
遠距離を得意とする[マジシャン]は杖をメイン武器として使用し、魔力が込められたオーブを補助武器にして派手で強力に敵の隊列を破壊します。
マジシャンの戦闘の特徴は「充電」で攻撃成功時に獲得する「集中力」と魔力を消費してスキルをさらに強化することができ、強化スキルを使用して、「解放スキル」を活性化させ、より強力な力を発揮することができます。
ブレイダー
洗練された動きで敵をかく乱する快速の剣士ブレイダーです。
近距離を得意とする[ブレイダー]は長い両手剣をメイン武器として使用し、短剣を補助武器にして迅速かつ正確に敵陣の深いところまで侵入します。
ブレイダーの戦闘特徴は「連携」でスキル打撃成功時の連携スキルを迅速に使用することができ、連携成功時ブレイダーだけの特徴である「標識スキル」が有効になります。
様々な状態異常攻撃と「気力」を通じた「ダッシュスキル」を活用して華やかに吹き荒れる攻撃をすることができます。
ウォーロード
ハンマーの重く強力な一撃で敵の士気を崩す戦士ウォーロードです。
近距離を得意とする[ウォーロード]は、巨大なハンマーをメイン武器として使用し、ガントレットを補助武器にして立ちはだかるすべてを蹴散らし敵陣に進撃します。
ウォーロードの戦闘特徴は「暴走」で、「活力」を最大に集めれば「暴走スキル」が活性化され、「暴走スキル」を使用時にアクティブスキルが「怒りのスキル」に覚醒して戦場を圧倒する威圧的な攻撃へと変貌します。
アクセラー
近・中距離混合クラスで、斧と大砲を用いて距離に合わせて戦闘を行う。
2つの異なる武器で敵の動きを遮断する万能の職業アクセラーです。
どの距離であっても問題なく戦える[アクセラー]は大きな斧をメイン武器として使用し、斧に搭載された大砲を補助武器にして予測することができない新たな攻撃を駆使して敵を混乱に陥れます。
アクセラーの戦闘の特徴は「連携」で、特有の武器を活用してバランスのとれた近接と中距離攻撃を披露しています。
斧で近接攻撃をした後、砲弾を発射して連携攻撃を続け、 爆発的な攻撃を与えるのが特徴です。
ガンスリンガー
遠距離攻撃クラスで、合計10個のスキルをスロットに合わせて交換しながら使用する。過熱ゲージを管理スキルを強化することができる。
炎を抱いていく熱い弾丸、一度狙ったターゲットは決して逃さない鋭いスナイパー「ガンスリンガー」です。
遠距離を得意とする[ガンスリンガー]は拳銃をメイン武器として使用し、散弾銃を補助武器にして敵の進軍を阻止し反撃する機会を勝ち取ります。
ガンスリンガーの戦闘の特徴は「転換」で、最大10個のアクティブスキルを戦闘で活用することができます。
散弾銃から出てくる強力な前方攻撃はもちろん、優れた機動力を活用して、遠距離でも致命的なダメージを与えることが可能です。
また、攻撃成功時に獲得する「予熱」を通じて究極の「ヒットスキル」を使用することができます。
複数のカメラモード
戦闘状況や利便性に応じて、プレイヤーは全5種のカメラモードから1つを選択することができる。
一般的なバックビューカメラ(キャラクターの背後)、クォータービュー(見下ろし視点)、アングルが固定されている「プレビュー」が基本となり、最もダイナミックな構図を自動的に取ってくれる「アクションビュー」とボス戦限定で使用可能な「ボスビュー」が存在する。
インターサーバー
インターサーバーとは新たなゲームサーバーの概念で、複数のサーバーが「サーバー群」として1つにまとめられる。
「サーバー群」内のサーバー所属プレイヤーであれば他のサーバーのフィールドや拠点などに出入り可能で、一緒にボスを倒したりPvPで戦うことも可能だ。
『V4』におけるサーバーとはプレイヤーの所属を表す緩やかな勢力のようなもので、プレイヤーキャラクター名の下に「サーバー名」が表記される。
また一度に数百人単位のプレイヤーが集まっても無理なくゲームが進行可能とのことだ。
ゲーム内コンテンツ
インターサーバーを前提にサーバー内で完結するものや、複数のサーバー間で行われるコンテンツが用意されている。
サーバー最高のギルドとプレイヤー
コンテンツとしてサーバー内の最高のギルドとプレイヤーを決めるシステムが存在する。
これが投票なのか、それともPvPコンテンツなのかは今のところ不明だ。
対人コンテンツ
基本的に『V4』における対人コンテンツは小規模PTやソロプレイでスポーツ的なPvPは追及していないとのことで、開発陣営が考えているのは「ゲームリソースの奪い合い」(領土など)によるプレイヤー同士の葛藤だ。
『V4』のメインは「領土戦」や「フィールドボス」を巡る戦いなど、ギルド単位のPvPとのこと。
サーバー間の領土戦
サーバー間で領土を奪い合うシステムが存在する。
パーティプレイ
他のプレイヤーとパーティを組むことができるが、パーティを組むことのメリットはさほど大きくないようだ。
生活コンテンツ
採集や生活のコンテンツが存在する。
装備品
装備品の入手先として開発陣は「フィールドドロップが最も楽しい経験になる」と考えているそうだ。
取引機能
アイテムのトレード機能が実装される場合にはサーバーの垣根を超えた「サーバー間での取引」が可能になる。
動画
配信日・事前登録
韓国での配信日が2019年11月7日に決定した。
なお日本版については現時点で言及されていない。
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